「消石灰」と「苦土石灰」と「石灰窒素」の違いは?

石灰の使用目的は酸度調整です。
大半の植物は弱酸性から中性が適していますが、土壌は雨などで徐々に酸性になっていきます。
アルカリ成分が特に高いのが「消石灰」です。苗を植える2週間前に土壌に撒きます。
肥料分と同時に入れるとアンモニアガスが発生するので、肥料分は消石灰の1週間後に入れます。

「苦土石灰」は消石灰+マグネシウムを含む石灰の事を言います。
消石灰に比べ中和反応が穏やかな為、肥料分を直ぐ混ぜても問題ありません。
苗の植付まで数日置いた方が良いですが、すぐに植えても問題ありません。

「石灰窒素」とは
肥料でもあり、農薬でもある窒素肥料で石灰分も多く含まれています。
散布後、土中で化学反応を起こし雑草の種や害虫を死滅させます。
使用の際に皮膚に触れてしまうと炎症を引き起こします。
使用の際にはビニール手袋、ゴーグル、マスク等を装着してください。
20日もすれば種を撒いたり苗を植えたりできます。

回答者:津南店 山田